GPX(GPS eXchange Format)はGPS機器やソフウェアなどのアプリケーション間でGPSデータをやりとりするためのデータフォーマットです。QGISへGPXデータを取り込む事で、GPSデータの表示や編集等を行う事が出来ます。本ページではQGISへGPXデータを取り込む手順について解説します。
GPSファイル(GPX)とは
GPX(GPS eXchange Format)は、インターネット上のアプリケーションとWebサービスとの間で、GPSデータ(ウェイポイント・ルート・トラック)を交換するために開発されたXML形式のデータフォーマットです。GPXは、GPSデータ交換やマッピング・ジオキャッシングのために、多くのソフトウェアプログラムおよびWebサービスで使用されています。
GPXファイルを取り込む方法
- GPXデータの取り込む(ドラック&ドロップ)
- 追加するベクタレイヤを選択
- Weypointの読み込み・確認
GPXデータの取り込む(ドラック&ドロップ)
ドキュメントなどに保存されているGPXデータをQGISの画面上へドラック&ドロップし、GPXデータを取り込みます。あらかじめ追加したいデータのみ(例:北海道の山の位置など)を選別しておくとGIS上の作業がしやすくなります。
追加するベクタレイヤを選択
『追加するベクタレイヤを選択…』という画面が表示されるため、ポイントデータを取り込みたい場合は、『Waypoints』を選択します。
Weypointの読み込み・確認
正常にGPXファイルが読み込まれた場合、Weypointが表示されます。読み込まれたWeypointの位置情報にエラーがないか、Openstreet Mapや国土地理院地図等を用いて確認してください。また、取り込まれた情報に間違いがないか属性テーブルを確認してください。属性テーブルはレイヤーを右クリックして属性テーブルを開く(O)をクリックして開く事ができます。
属性テーブル
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